リバウンド

食事制限などで極端に摂取カロリーを制限した場合、確かに体重は落ちます。

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脂肪として蓄えられるエネルギーも減るからです。

脂肪の原因となるものを減らすことで体重が減るというのはとても分かりやすい話でしょう。
効果が短期間で現れるのは間違えありません。

ところがここに落とし穴がパックリ口を開けているのです。
それは「食べる量、回数を我慢して減らしたら、1ヶ月で8kgも体重が減った。ところがダイエットを止めたらすぐに元の体重に戻った」などというリバウンドです。

先に述べたように、環境変化に対するホメオスターシス(生体恒常性機能)という適応能力が人間には備わっています。
いわば生命維持装置といったものです。

食事制限によるカロリーの極端な制限は、人間にとってのまさに環境変化にあたり、身体は厳しい環境に適応しようと、骨量や筋肉量を変化させたり、体重の急激な変化を抑えたり、カルシウムを骨から摂取したりし始めます。

さて、こういった適応能力が発揮された状態から元の食生活に戻した時にリバウンドは起こります。
またいつ飢餓状態が来てもいいように、今度は一旦身体の中に入ってきた食べ物は、すべてエネルギーとして吸収しようという身体の働きが継続中だからです。

ところで、人間は特に動かなくとも呼吸とか内臓を動かす等の生命維持のためのエネルギーが必要です。それを基礎代謝といいます。

これは起きている時はもちろん、寝ている時も必要なエネルギーです。

体重が減る正しいプロセスは、食事を減らし、エネルギー補給が減る。その結果、まず筋肉に貯蔵されているグリコーゲンが燃焼し、次に脂肪細胞に蓄えられている中性脂肪が分解・燃焼するという形で無理なく行うものです。

ところが、食事の量を極端に減らして体重を急激に落とすようなダイエットをすると、脂肪は減るのですが、筋肉と水分も同時に減ります。基礎代謝量も減るということになります。

そして脂肪と同時に骨、皮膚等に蓄えられたタンパク質やミネラル分まで減るということになります。

驚くことに人間が1日の生活で消費するエネルギーの約60~70%を基礎代謝は占めているとされます。その中で筋肉により消費されるとものが約40%とされているのです。

エネルギーを最も消費する物を減らしてしまうのでは、実に効率の悪い減量をしていると言わざるを得ません。

一つ付け加えておくと、年とともに基礎代謝は減退します。筋力が落ちてくるのが原因です。
ですから、無理なく筋力維持のトレーニングはすべきです。

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